琵琶だより 第222号
琵琶だより
令和7年3月1日
第222号
■クラブ活動のご様子 🍀-リラクゼーションクラブ-🍀■
琵琶では、施設が企画するレクリエーションとは別に、余暇活動として各種クラブ【創作活動クラブ、リラクゼーションクラブ、園芸クラブ、お茶会クラブ】に所属していただき、教養を高めるなど、より充実した日々を過ごしていただけるようにしています。
今回はリラクゼーションクラブをご紹介します。リラクゼーションクラブでは、クラシックなどの音楽をかけて、ハンドマッサージや足浴を行います。アロマを焚きながら実施しますが、アロマの香りは利用者様に選んでいただきます。実施中は職員と「寒くなったな~。」「来週から天気予報で雪が降るらしいのでその影響で寒いのかな~。」と世間話等をして心身ともにリラックスしていただいています。
■味噌つきを行いました■
味噌つきをご存じでしょうか?昔は婦人会で購入した味噌つきの道具を借りて、隣同士で味噌をついたものです。麹を少し残して甘酒を作って労をねぎらい一年分の味噌が作れた事に感謝をする一大イベントでした。
この時期になると、利用者様と職員で一緒に味噌つきを行います。味噌豆をついたり、混ぜる作業は力がいりますが、職員と一緒に「こうやって混ぜるんやで。」「昔を思い出すな~。」と話をしながら味噌つきをしているとあっという間に完成です。
秋頃には、美味しい味噌が出来上がる予定です。手作り味噌は、風味が少しずつ異なるため、出来上がりが楽しみです😋美味しくな~れ🍴
■3月行事予定☕■
1日:お誕生日献立
3日:ひな祭り献立
11日:散髪✂
14日:お菓子盛り合わせ
21日:お楽しみ献立
28日:お楽しみおやつ
31日:散髪✂
■あとがき■
「山本山のおばあちゃん」をご存じですか。琵琶湖畔山本山で、長年、越冬する雌のオオワシ(国の天然記念物)のことです。湖北野鳥センターによると、このオオワシは28年間ずっと山本山で確認されており、自然界での寿命は約30年といわれるオオワシの中でも“高齢”の部類に入るとみられ、いつからか「山本山のおばあちゃん」と呼ばれるようになりました。冬を越した「おばあちゃん」は、今年は平年より遅く、3月8日に北のロシア方面に向けて飛び立ったとのことです。
栃木県には、大正に生まれ、昭和から令和までハサミを握り続ける女性がいます。108歳になるこのおばあちゃんが常連客などの求めに応じてはさみを握っている姿をテレビで放映されていました。世界最高齢の現役理容師としてギネス世界記録に認定されました。
そして、老健琵琶には106歳になられるおばあちゃんが居られます。施設のなかでは、老人車を押して移動され、耳は少し聞こえにくいですが、周りの方とお喋りするのが大好きで、「わはは!」と大きな声で話されています。先日も恒例の味噌つきに元気に参加いただきました。
多くの高齢の皆様の生活をささえる老健琵琶には、この春、学校を卒業された新人2名と、社会人3名がこの施設で一歩を踏み出してくれます。新人の一人は「利用者さんに信頼される職員になれるように頑張りたいです。」と抱負を語ってくれました。今後末長く、ご利用者様のご支援に携わることができるよう応援よろしくお願いします。
オオワシの旅立ちで、いよいよ里にも暖かい風の気配が感じられる季節となります。施設の中庭の桜のつぼみもふくらみ、春が待ち遠しいです。