リハビリサポート琵琶だより4月号 NO101

リハビリサポート琵琶だより4月号 

 令和7年4月1日

NO101

~始めに~

春の訪れと共に少しずつ暖かな日が増えてきました。畑作業や散歩に出かけられる機会も

増えてきたかと思います。少しずつ体を動かす機会が増える中、皆さんは3食きっちりと

食べておられますか⁈

今月はフレイル予防に欠かせない「食事」と「お口の手入れ」についてお話したいと思います。

~毎日の食事から健康に~

①1日3食しっかり食べましょう!

「お腹が空いていないから」や「忙しくて食べられなかった」等、食事を抜くことがないように

心がけましょう。

② 毎食たんぱく質を摂りましょう!

朝ごはんはパンだけ…等、栄養が偏っていませんか?たんぱく質は筋肉を作る主成分です。

チーズや魚肉ソーセージなど、手軽に食べられる食品を常備しておくと便利です。

<一回分の目安>

片手にのるぐらいが目安です。

卵…約1個  魚…1切れ  肉…薄切り肉2~3枚  豆腐…約半丁  納豆…1パック

③バランスよく食べましょう!

肉、魚、卵、大豆、乳製品、油脂、芋類、ご飯、野菜、果物、海藻などの11品目の食品を摂れていますか?

毎日7個以上を目安に、バランスよく摂取しましょう。

~お口から健口(健康)に~

1,「丁寧な歯磨き」でキレイなお口を保ちましょう

2,「よく噛んで食べる」1口30回を目標に、よく噛むことを意識しましょう

3,「お口のトレーニング」に取り組みましょう

①深呼吸や首・肩の体操

 

 

②頬と舌の体操

頬の上から指先と舌を左右交互に押しつける

③パタカラ体操

お腹に力を入れ、口を大きく動かし、大きな声で

「パパパパパ」「タタタタタ」「カカカカカ」「ラララララ」と言いましょう

④あいうべ体操(舌と口の周り体操)

お口の形に気を付けて大きな声で「あいうべ」を10回繰り返す

⑤唾液腺マッサージ

唾液腺は3か所あります。耳下腺(耳の前あたり)、顎下腺(顎のライン)、舌下腺(顎先の下)

3か所をやさしく5~10回マッサージします。

⑥おでこ嚥下体操

手のひらとおでこを押し付けおへそをのぞき込んで5秒数える

⑦長浜市版のお口の体操「ながはまはっきりことば」

*長浜市健康推進課推奨の体操

 

お口の中から健口(健康)にフレイル予防しましょう!

活動紹介

~レクリエーション~

身体機能維持・向上、高揚感を持って頂こうと、お手玉カーリングを行いました。ルールは

簡単。テーブルの上でお手玉を滑らせ、止まった所が得点になります。チーム対抗戦の為、

皆さんにチーム名を考えて頂くと、とてもユニークな名前が飛び出し、笑いを誘って

いました。高得点(100点)を目指し、お手玉を滑らせますが、思うように滑らず、

くやしがられる利用者さんもおられました。対抗戦となると目に炎を宿し競い合う利用者さんも

おられました。

~創作活動~

花紙や画用紙、折り紙を使用し❝桜❞❝チューリップ❞が完成しました。一早く咲いた桜に

「綺麗やね」「上手に考えたね」「葉桜が見たいわ」等の感想をいただきました。

花紙は薄く扱いにくいのですが、4枚を糊で貼りつけることで花びらになりました。

沢山の花が完成し、皆さんの素敵な笑顔が見られました。

~季節のおやつ~

先月はひな祭りの月とあり、お雛様に見立てに苺大福を手作りしました。

見た目も鮮やかで、「お雛さん可愛い」「食べるのがもったいない」との声が

聞かれました。

 

~4月・5月予定~

4/21~25  脳トレ体操

4/28~5/2 口腔体操

5/5~9    カレンダー作成

5/12~16  季節のおやつ

 

■リハビリサポート琵琶の空き状況

 
1日利用 ×
午前半日 × × × ×
午後半日 × ×

 〇空きあり △要相談 ×空きなし

 ☆ご利用状況は変わる場合があります。

 利用時間  

 1日 9:30~16:00

 午前 9:30~11:45

 午後 13:30~16:00

 

とがき

 新型コロナウイルスの感染症法上の扱いが5類に移行して2年目を迎えるなか、この3月入所フロアで多くの感染者が発生し、ご利用者様やご家族様をはじめ関係者の方々には多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申しあげます。

 5年前に始まったこのコロナウイルス感染症の影響は、老健琵琶にとっても大きな試練の連続でした。コロナ禍では、ご家族との面会の制限や地域との交流機会も減少し、それによって生活満足度やADLの低下など利用者様の状態悪化が懸念されました。

 一方で、施設では基礎疾患を持つ方が多く生活され、免疫力が低下しており感染症が重篤化しやすいリスクがあります。また、集団生活による感染拡大のリスクが高いことから日常的な感染対策の実施が不可欠となっています。

 コロナウイルス感染症が5類に移行後も感染自体はなくなりません。今後施設では、現状をつぶさに観察しながら、感染防止と規制の緩和のバランスを見極めるなか、ご家族様や地域とのつながりをできる限り進め、ご利用者様の生活の質を向上させることができるよう取り組んでいきます。

 そして、老健琵琶から望む北に横山岳、金糞山、東に伊吹山、南に霊仙山、西には大きな琵琶湖を控える、この山紫水明に囲まれた素晴らしい地で、ご利用者様がにこやかに生活され、施設を利用して良かったと思っていただけるよう一層努めていきたいと考えます。

 桜の開花があちこちで見られます。新1年生が桜のなかで入学式を迎えることができそうです。今回で小欄の担当者が変わります。コロナ禍の5年間担当させていただきました。長い間ありがとうございました。

次号からも「琵琶だより」をよろしくお願いします。

*4/7「老健琵琶」の中庭より撮影

【事務長交代のご案内】

管理者の交代のご挨拶と合わせて、4月1日付けで事務長が福井正俊より岩田健に交代いたしました。事務長交代後も菅沼医師のもと、新事務長と施設一丸となって地域福祉の発展のため努力してまいりますので、今後も当施設の運営にご理解、ご協力を賜りますようお願いいたします。